立て子の戯言:実験的にロイター提供の前場値動きを定点観測する試みを行っています。
後場の動きに注目されている方々、及び市況板をヲチして楽しんでいる方々の手助けになれば幸いです。
もちろん中の人も大いに活用して下さいね。お漏らしは程々に。
株式前場値動きとスレタイにつけていますので、スレタイ検索でも活用していただければ幸いです。適宜、>>2辺りにその日の詳細も置いておきます。
5chスレタイ検索 Google検索
https://www.google.com/search?q=5ch+%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%82%BF%E3%82%A4%E6%A4%9C%E7%B4%A2
アメリカ市場の地合いが急速に悪化。株価が下落、フィラデルフィア指数も下落、米国債券は金利上昇、円安ドル高でドルインデックスが変動、ついでに原油も下落しています。インフレに対する恐怖感が大きくなってきていることが根本にあるようで、複数営業日に渡って悪い影響が残る可能性があります。
そんな中で今日も我が道を行く日本市場。中国恒大が何度目かになるデフォルト寸前の利払いで安堵感が出たことが下支えになってると言いますが、体育会系部活の追いこみ全力ダッシュみたいなやり方がいつまでも続くのか。市場は売り買い拮抗で薄商いながらも反発しています。
個別では今日も決算関連が激しい動き。資生堂が大きく下げる一方で凸版印刷や昭和電工が好調。シダックスなど買い気配のS高になっている銘柄も。業種別では原油相場の下落が響いたか鉱業が下落しています。
明日のオプションSQに向けての様子見相場。積極的に買いに出る雰囲気でもありませんし、5日線を上に見るところで消極的に膠着しそうです。
後場は少し下がって29290円付近で再開しています。

[東京 11日 ロイター] -
前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比218円97銭高の2万9325円75銭となり、5日ぶりに反発した。米株安は重しとなったものの、突っ込み警戒感もあって下げの反動から押し目買いが流入した。2万9000円を割り込まなかったことがテクニカル面で安心感を生じさせたほか、中国恒大集団がデフォルトを回避したとの一部報道も注目された。

10日の米国株式市場は続落して取引を終了。消費者物価指数(CPI)上昇率が加速し、高インフレ長期化を巡る懸念が重しとなった。主要株価3指数はいずれも前日同様、取引時間中に下げ幅を拡大した。

これを受けて日本株は安寄りする銘柄が多かったものの、前日までの下落で値ごろ感が生じていたことから押し目買いが流入。日経平均は徐々に上値を追う展開となり、きょうの高値圏で前引けた。ただ、あすのMSCI銘柄定期入れ替えやオプションSQ(特別清算指数)算出を控え、後場は模様眺めになるとの見方も出ている。

市場では「米国ほどではないにせよ、これまで発表された国内企業の決算は全体でみると好調と言える。下げ続けた後だけに、押し目買いが流入したようだ」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれた。

ただ、好決算銘柄でも上値を追い続ける銘柄は少ない。この点については「外国人投資家の買いが活発化しない中では個人投資家の動きに期待したいところだが、10月前半までの下げで傷んだ資金事情から回復していない。そのため、8月のように好決算銘柄を追い続ける相場にならないようだ」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)との指摘もある。

TOPIXは0.57%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆2959億1200万円と細り気味となっている。東証33業種では、非鉄金属、倉庫・運輸関連業、精密機器などが上昇し、鉱業、建設業などが値下がりした。

個別では、トヨタ自動車 など主力銘柄が総じて堅調。朝方は軟調だった東京エレクトロン などの半導体関連株も、売り一巡後に切り返した。ファナック<6954.T>など機械株もしっかり。半面、下方修正を発表した資生堂 が売られ、大成建設 もさえない。

東証1部の騰落数は、値上がりが1041銘柄、値下がりが1001銘柄、変わらずが121銘柄だった。

2021年11月11日12:01 午後
ロイター
https://jp.reuters.com/article/tokyo-stx-idJPL4N2S20VS