電気自動車(EV)のバッテリーに使う代表的な金属、リチウムが過去最高値を付けている。価格は8月初旬時点の2倍超に急騰した。脱炭素に伴うEV化の流れが需要の伸びの加速をもたらす一方、供給の伸びが需要に追いつかず、「バッテリーメタル」の奪い合いの様相も帯びる。安定調達が困難になれば、EVの普及を妨げかねない。

資源価格を調査する英アーガス・メディアによると、バッテリー品質の炭酸リチウムの指標となる中国...
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB215UF0R21C21A0000000/