日本株の下落が止まらない。5日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、下げ幅は一時900円を超えた。9月14日に付けた年初来高値(3万0670円)からの下落率は10%に達し、調整色を強めている。これまで上昇率が高かった銘柄を中心に売りが続いている。4日に発足したばかりの岸田文雄内閣は市場の厳しい洗礼をあびた格好だ。

5日午前の日経平均の終値は前日に比べ786円(2.8%)安い2万7658円。一時...

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2021年10月5日 13:00 [有料会員限定]
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZASFL05HDH_V01C21A0000000/