通信アプリのLINEが、利用者の個人情報などを中国からアクセスできる状態にしていた問題で、政府の個人情報保護委員会はLINEに対し、業務委託先の中国の会社への監督体制が不十分だったなどとして、行政指導を行いました。

この問題は通信アプリのLINEが利用者の個人情報などを、中国からアクセスできる状態にしていたもので、政府の個人情報保護委員会は立ち入り検査を行うなどして、個人情報が適切に管理されているか検証を進めてきました。

その結果、アクセスされた情報の外部への流出は確認されず、法令違反は認められなかったものの、業務委託先の中国の会社への監督体制が不十分だったなどとして、LINEに行政指導を行いました。

個人情報保護委員会は23日夜、担当者が記者会見し、行政処分の内容として、LINE側に対し業務委託先の会社の監督を必要かつ適切に行うことや、取得する個人情報の範囲を、利用者に分かりやすく通知することなどを求めたと説明しました。

そのうえで1か月以内に改善状況を報告するよう求めたことを明らかにしました。

LINEは改善策公表 「信頼回復に努めてまいります」
以下ソース
2021年4月24日 0時40分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210423/k10012994411000.html