大手電機メーカーの「東芝」が、外資系の投資ファンド、「CVCキャピタル・パートナーズ」などから買収の提案を受けていることが関係者への取材で明らかになりました。

「東芝」は、大株主の別の投資ファンドとの間で株主総会の運営などをめぐって対立が続いていて、関係者によりますとCVC側は東芝の株式を非公開化したい考えを伝えているものと見られます。

ただ、東芝は原子力事業などを手がけているため、実際に買収する場合には外国人投資家が日本の安全保障にとって重要な企業に出資する際の規制強化を盛り込んだ法律に基づいて、国への届け出が必要となり、政府側の対応も焦点となる見通しです。
2021年4月7日 6時19分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210407/k10012960231000.html