0001田杉山脈 ★
2021/03/28(日) 18:51:02.46ID:CAP_USER「世界のすべての人が読んでも同じ音で読める」。1955年に「SONY」のブランドが制定されましたが、共同創業者の盛田昭夫氏はネーミングに込めた思いを後にこう語りました。全世界で商品を売るブランドを確立するため、共同創業者の井深大氏と簡単で覚えやすく、どこの国でも同じように発音できる名称のアイデアを出し合い、練り上げました。
SONYの由来はラテン語の「sonus(日本語で音の意)」と当時流行していた「sonny boy」の「sonny(坊や)」という2つの言葉から生まれました。ただ、日本人は「ソンニー」と読む可能性があり、「損」を連想することを懸念した盛田氏が「n」を1つ取って「sony」にしました。ネアカを自負していた盛田氏らしく、「小さくても、はつらつとしたやんちゃ坊主」という意味を込めたと言われています。
ブランドと同じソニーに社名を変えようとしたとき、周囲は反対しました。1946年に東京通信工業を設立し、10年以上かけてようやく認知度が高まっていたためです。カタカナやローマ字の社名は当時では珍しく、メインバンクだった三井銀行も社名変更に反対しました。「ソニー電子工業」や「ソニー電気」という案も出ましたが、「我々が世界で伸びるため、断固、ソニー株式会社でいくべきだ」と徹底抗戦したのが盛田氏でした。
世の中にないものをつくりあげいくのがソニーであり、「電子」や「電気」にとらわれるものではない、というのが盛田氏の考えでした。それから63年。ソニーは盛田氏が予見したように、祖業のエレクトロニクスをはじめ、音楽、映画、金融、ゲーム、そして足元ではアニメ分野の世界展開にも事業領域を広げています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ270FN0X20C21A3000000/