電通グループが15日発表した2020年12月期連結決算は、純損益が1595億円の赤字(前期は808億円の赤字)だった。赤字額は過去最大。新型コロナウイルスの影響で、海外事業でブランド価値を示す「のれん代」の減損処理を迫られたのが響いた。

売上高に当たる収益は前期比10.4%減の9392億円だった。新型コロナの影響が長期化し、欧州など海外のほか、国内でも広告事業が振るわなかった。

 21年12月期の業績見通しは、新型コロナの収束が見通せないことから未定とした。
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