パナソニック株式会社は、モバイルノートパソコン「レッツノート」シリーズの2021年春モデルを22日より発売する。価格はともにオープンプライス。

SV1
 SV1は、第11世代Core(Tiger Lake)を搭載した12.1型モバイルノート。税別店頭予想価格は21万5,000円前後の見込み。

 Core i5-1135G7またはCore i7-1165G7を搭載し、Intel製CPUの電力制御技術「Intel DDT」を活用した独自チューニング「Maxperformer」と組みあわせることで、従来モデル(SV9)と比べて約1.6倍の性能向上を果たした。一方、高性能化による発熱量の増大に対応するため、内部設計を一新。冷却ファンの枚数増加や冷却ユニットの改良などにより、冷却性能も高めている。

 インターフェイス周りでは、Thunderbolt 4を新たに搭載。Gigabit Ethernetや光学ドライブ、ミニD-Sub15ピンなども装備し、幅広い拡張性を確保する。また、207万画素Webカメラやステレオスピーカー、左右の雑音をカットして声を拾えるアレイマイクなども内蔵し、外部マイクなどがなくても快適なビデオ会議が可能だとする。

 バッテリ部分は脱着が可能で、最大約19.5時間の長時間駆動を実現。ACアダプタだけでなく、USB Power Deliveryでの充電もサポートする。バッテリ満充電時の容量低下を自動で検出し、画面上でユーザーに通知して、交換を申し込める有償サービス「バッテリーライフサイクルNAVI」にも対応する。

 そのほか、100kgf加圧試験や局部加圧試験、76cm動作落下などの試験も実施。内部設計では、振動時のネジ抜けを抑える対策や、USBコネクタの強化、内部コネクタの抜けを防止なども施し、外部・内部ともに耐久性を高めている。

店頭販売モデルは5種類を用意。最上位の「CF-SV1DFNQR」の場合、Core i7-1165G7、16GBメモリ、512GB PCIe SSD、12.1型1,920×1,200ドット液晶、Blu-rayドライブ、Windows 10 Proを搭載。Office Home and Business 2019やLTEモデム(Nano SIMカード)も装備する。バッテリーパック(L)を備え、駆動時間は約19.5時間。重量は約1.169kg。

 最下位の「CF-SV1CDCQR」の場合、Core i5-1135G7、8GBメモリ、256GB PCIe SSD、12.1型1,920×1,200ドット液晶、Windows 10 Proを搭載。OfficeやLTEモデム、光学ドライブは非搭載となる。バッテリーパック(S)を備え、駆動時間は約13時間。重量は約0.929kg。

 そのほかインターフェイスは共通で、Thunderbolt 4(USB PD対応)、USB 3.0×3、Gigabit Ethernet、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、HDMI、ミニD-Sub15ピン、約207万画素Webカメラ(顔認証対応)、指紋認証センサー、SDカードスロット、音声入出力などを装備。

 本体サイズは283.5×203.8×24.5mm(幅×奥行き×高さ)。
https://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/1299/894/01_l.jpg
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1299894.html