ソニー[6758]は28日、2021年3月期(今期)の連結純利益(米国会計基準)が前期比37%増の8000億円になりそうだと発表した。12%減の5100億円としていた従来予想から一転して増益となる。イメージセンサー事業を除き、ゲーム事業や音楽事業など全ての分野で増益を見込む。繰り延べ税金資産に対する評価性引当金を取り崩したのに伴う法人税の減少も利益を押し上げる。

売上高は3%増の8兆5000億円、営業利益は17%減の7000億円を見込む。従来予想は売上高が微増の8兆3000億円、営業利益は27%減の6200億円としていた。売上高はゲームや音楽分野、金融分野で従来見通しから引き上げた。年間配当予想は引き続き未定とした。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2020/10/28 15:39
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL28HPS_Y0A021C2000000/