韓国の半導体メーカー、SKハイニックスは、アメリカのインテルから記憶用の半導体、NAND型フラッシュメモリーの事業を、日本円にしておよそ9500億円で買収すると発表しました。これにより、東芝から独立したキオクシアホールディングスを抜いて2位となる見通しで、世界シェアトップのサムスン電子とともにこの分野で韓国企業が上位を占めることになります。

韓国の半導体メーカー、SKハイニックスは20日、アメリカのインテルから記憶用の半導体、NAND型フラッシュメモリーの事業を買収すると発表しました。

買収額は90億ドル、日本円にしておよそ9500億円で、2025年までに手続きの完了を目指すとしています。

SKハイニックスは、これまでNAND型フラッシュメモリーの事業において他社との競争力が劣るとされていて、今回の買収について、「ビッグデータ時代を迎え、急成長を遂げている分野での競争力を強化し、グローバル企業としての飛躍につなげたい」と説明しています。

韓国メディアは、買収が完了すれば、SKハイニックスは、この分野での世界シェアが、東芝から独立したキオクシアホールディングスを抜いて2位となる見通しで、業界トップのサムスン電子とともに韓国企業が上位を占め、世界の半導体市場を変えることになりそうだと伝えています。
2020年10月21日 10時23分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201021/k10012673271000.html