Microsoft傘下のGitHubは米国時間9月10日、「Microsoft Teams」と「GitHub」を統合する新たな機能のパブリックベータ版を公開したと発表した。
□Announcing the GitHub integration with Microsoft Teams - The GitHub Blog(英文)
https://github.blog/2020-09-10-announcing-the-github-integration-with-microsoft-teams/

 この機能によって、GitHubを利用している開発者に、Teamsアプリ内からGitHubアプリを使用するという選択肢が提供される。これまでに「Slack」で実現されていたような連携が可能になる。

 GitHubとSlackは両アプリの統合で連携し、SlackチャンネルでGitHubアクティビティーを容易に追跡できるようにしていた。

 GitHubとTeamsの統合は、GitHubによって管理され、GitHubとSlackの統合と同様の機能をTeamsチャネルで提供する。

 GitHubは、「Microsoft TeamsとGitHubの統合により、TeamsのチャネルでGitHubプロジェクトの完全な可視性をチーム全員にもたらし、プロジェクトの進捗に向けたアイデアの創造やイシューのトリアージ、他チームとのコラボレーションを可能にする」と説明している。
□microsoft-teams/Readme.md at master · integrations/microsoft-teams · GitHub
https://github.com/integrations/microsoft-teams/blob/master/Readme.md

 GitHubのユーザーは、Teamsアプリ内の「Microsoft Teamsアプリストア」からこの統合機能をインストールすることができる。その後、@github signinコマンドを使用してGitHubの認証を行い、GitHubとTeamsのアカウントをリンクさせる必要がある。

 またGitHubのユーザーは、通知のサブスクライブやアンサブスクライブが可能であるため、組織やリポジトリーのアクティビティーに関する通知を適切なものに設定できる。

 さらに、ユーザーがプルリクエストといったGitHubアクティビティーへのリンクをTeamsチャネルの他のユーザーと共有する際に、GitHubのリンクを「unfurl」(展開)してさらなる情報を提供できるようにする機能もある。

 またこのアプリは、親となるカードに対する応答として、そのカードに関連付けられているプルリクエストやイシューに対する通知をグループ化する。これにより親カードは、これらプルリクエストやイシューの最新の状態とともに、タイトルや担当者、レビュー担当者、ラベル、チェックを表示するようになる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
https://www.zdnet.com/article/microsoft-teams-now-you-can-use-it-with-github-in-this-new-public-beta/

2020-09-14 12:08
ZDNet Japan
https://japan.zdnet.com/article/35159518/