ヤフーは、IDの登録システムに不具合があり、住所や電話番号などの個人情報が別のIDに誤って上書きされていたと発表しました。

変更された可能性のあるIDは、最大でおよそ39万件に上るということです。

発表によりますと、ヤフーのIDを持つ利用者が名前や住所、それに電話番号などの個人情報を変更した際、他の利用者のIDに誤って上書きされる不具合が発生したということです。

不具合があったのは先月29日から今月4日までの間で、変更された可能性のあるIDの数は最大で38万7000件に上るということです。

利用者からの問い合わせで4日、不具合が起きていたことが分かりました。

会社で調べたところ、システムを更新したことが原因と分かり、システムを元の状態に戻して、現在は不具合は起きていないということです。

誤って変更された情報について会社では、削除したうえで、利用者に連絡をとって再入力するよう依頼しています。

この不具合で会社には、注文した荷物が届かなかったり、別の人が注文した荷物が届いたりしたケースが報告されているということです。

ヤフーは「多大なご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」と謝罪したうえで、再発防止に努めるとしています。
2020年8月6日 23時47分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200806/k10012555411000.html