日立金属が28日発表した2020年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、最終損益が33億円の赤字(前年同期は32億円の黒字)だった。4〜6月期としては11年ぶりの最終赤字。新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な需要の減少で、自動車や航空機向け部材の販売が落ち込んだ。

本業のもうけを示す調整後営業損益は72億円の赤字(同55億円の黒字)だった。顧客メーカーの操業停止などが響き、自動車用鋳物などの素形材製品が70億円の赤字と落ち込みが大きかった。

売上高に相当する売上収益は34%減の1547億円だった。地域別では北米で52%、日本で25%減った。

2020/7/28 22:00
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62001180Y0A720C2DTA000/