GPS機器やスマートウォッチなどを販売する米Garminの一部オンラインサービスが、7月23日(日本時間)から使えない状態になっている。同社は28日、原因はランサムウェアによるサイバー攻撃とした上で、影響を受けたサービスの多くが回復に向かっていると発表した。

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Garminのスマートウォッチ

 同社のシステムがランサムウェアの攻撃を受けた結果、スマートウォッチのオンラインサービス「Garmin Connect」や、公式サイトのオンラインサポート機能などがダウン。一方で、「オンラインサービスに接続できないことを除いて、製品自体には問題はない」としている。スマートウォッチにクレジットカードを登録して非接触決済ができるサービス「Garmin Pay」のデータも問題ないという。システムダウンの発生から現在まで約5日間、障害は解消していない。

 復旧の見通しについては28日時点で「2〜3日で復旧する見込み」としている。英ニュース局Sky Newsは「Garminがランサムウェアの復号キーを入手した」と28日(日本時間)に報じた。同誌は情報筋の話として「ハッカーに直接身代金を払ったわけではない」としている。

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https://www.garmin.com/ja-JP/outage/

2020年07月28日 12時29分 公開
ITmedia NEWS
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