日立建機が27日発表した2020年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比99%減の2億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響による市況悪化を受け、油圧ショベルの需要が減少した。前年に比べ円高基調で推移した為替の影響も収益を圧迫した。

売上高に相当する売上収益は27%減の1701億円、営業利益は87%減の29億円だった。採掘機械の需要も、鉱山会社による新規の設備投資の抑制で減少した。特に中小規模の鉱山会社からの需要が落ち込んだ。

21年3月期(今期)の連結業績見通しは従来予想を据え置いた。売上収益は前期比17%減の7700億円、純利益は51%減の200億円を見込む。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2020/7/27 15:29
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL27HQJ_X20C20A7000000/