経済産業省が8日発表した4月の特定サービス産業動態統計速報によると、遊園地・テーマパークの売上高は前年同月比98.9%減の6億円となった。売上高は同項目の統計を開始した2000年1月以来過去最低で、減少幅は比較可能な01年1月以来最大。新型コロナウイルス感染症の影響で休園が継続した影響が出た。

内訳を見ると、対個人サービスでは営業自粛が響き、10業種すべてが減少した。減少幅はいずれも過去最大を記録した。結婚式場の売上高は結婚式の開催見送りが相次ぎ、91.9%減の16億円だった。フィットネスクラブの売上高は69.8%減の83億円だった。パチンコホールの売上高は61.8%減の1098億円だった。

対事業所サービスは10業種のうち4業種が増加し、6業種が減少した。広告業の売上高は21.2%減の3699億円だった。減少幅は比較可能な1988年1月以来過去最大。感染症の影響でイベントが中止となり、広告出稿が減少した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2020/6/8 14:30
日本経済新聞
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