経営再建中の東芝が5日発表した2020年3月期連結決算は、米国の液化天然ガス(LNG)事業の売却関連費用などの影響で、最終(当期)損益が1146億円の赤字となった。前期は半導体子会社の売却益が膨らみ最終損益は1兆132億円の黒字だった。通期の最終赤字は米原発事業で巨額損失を出した17年3月期以来、3年ぶり。

一方、本業のもうけを示す営業利益は不採算事業の整理やコスト改善が進んだことに加え、インフラやIT関連事業が好調だったため、前期比約3・6倍の1304億円となった。21年3月期は、新型コロナウイルスの影響などで15・7%減の1100億円を見込んでいる。
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