ハードオフコーポレーションが11日発表した2020年3月期の連結純利益は、前年同期比21%減の3億8900万円だった。暖冬の影響で利益率の高い衣料品の販売が不振だったほか、不採算店の減損損失など特別損失3億1400万円を計上したことが響いた。

売上高は新店舗の増加が寄与し、同3%増の193億円で過去最高だった。既存店は昨年8月まで前年を上回っていたが、9月以降は台風や消費増税、暖冬による衣料品の不振で、今年2月を除いて前年割れとなった。足元でも新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響で客足は落ち込んでいる。

21年3月期の連結業績見通しは、新型コロナウイルスの影響で不確定要素が多いため「未定」とした。6月24日の株主総会は会場を変更するなどして予定通り開催する。

2020/5/11 17:13
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58940010R10C20A5L21000/