【ニューヨーク=河内真帆】米スターバックスは4日、北米の一部の店舗で限定的に営業を再開した。あらかじめアプリで予約注文した客に対し、店頭で持ち帰り商品を提供する。新型コロナウイルスの感染を予防するため米国内の店舗は3月21日以降、ドライブスルーや宅配に限っていたが、「今週末までに米国内の85%の店舗を再開したい」(同社)という。

再開する店舗は地域ごとの行政指導、米疾病対策センター(CDC)のガイドラインに沿って対応する。ニューヨーク市内でも4日、一部店舗が再開した。

店員は顧客と非接触を保つため顔のシールド、手袋を着用する。顧客は同社のアプリを通じ予約注文、店舗に入らずに店の入り口か店内カウンターで商品を受け取る。多くの店で営業時間は通常より短縮する。

ケビン・ジョンソン最高経営責任者(CEO)は4月下旬、「地域ごとの安全性に応じて5月に一部の店舗を再開し、6月初旬には米国内の店舗の90%まで広げたい」と発言していた。
2020/5/5 1:48 (2020/5/5 6:57更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58782740V00C20A5000000/