新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、テーマパークの休館期間を再度延長する動きが広がる。KCJグループは1日、臨時休業中の子供向け就業体験施設「キッザニア」の休業期間を31日まで延長すると発表した。サンリオ傘下のサンリオエンターテイメント(東京都多摩市)も同日、運営する2つのテーマパークの休館期間を6月上旬までとした。

KCJグループは、これまで休業期間を3月2日から5月6日までとしていた。東京都と兵庫県にある2施設が対象。営業再開は6月1日以降を予定しているが、政府や自治体の発表などに応じて再開日を決めるという。これまでと同様、予約済みのチケットは手数料なしで全額返金する。

サンリオが運営する2つのテーマパーク「サンリオピューロランド」(東京都多摩市)と「ハーモニーランド」(大分県日出町)の休館期間を再度延長する。2月22日から5月10日までを臨時休館としていたが、6月上旬までとする。再開は6月上旬を予定しているが、新型コロナの感染状況や行政からの情報などを見ながら慎重に判断するという。

オリエンタルランドは休園中の東京ディズニーリゾートの再開時期を5月中旬に判断して告知するとしている。

2020/5/1 13:55
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58703870R00C20A5XQH000/