3カ月に1度が理想とは言われるが、ついサボりがちな歯科検診。だが定期的に歯科に行く人は、感染症にも罹りにくいという。
日本人よ、歯科検診をナメるな
「人は見た目が9割」という言葉があります。グローバルビジネスにおいて、歯の手入れは仕事の結果に直結します。欧米では、お金持ちやビジネスエリートほど歯並びがいい。富裕層たちは、子どもが高校生になるまでにはキレイな歯並びにさせるのが当たり前です。それは金銭に余裕があり、教養もあるという印。インテリの証しです。日本のように、大人になってから歯並びを直すという概念はありません。日本の歯科矯正は、3年ほどの長い年月と、100万円以上の高額な費用がかかることもあり、大人になって金銭的に余裕ができてから始める人が多いです。

しかし理想の治療時期は、顎顔面と全身の発育を矯正できる幼少期です。顎や口元を整えることは、知力にも影響してきます。実は、口呼吸する子どもは知能が低い傾向があります。口呼吸ばかりしていると、鼻が狭く、顔面が細くて長くなり、鼻の上のほうも伸びるため、脳の容量が少なくなるのです。頭の形が出来上がってから歯並びを直しても、骨格はもう直りません。だから矯正は、子どものうちに済ませておくべき。「矯正をしていない人は教養がない」とみなされてしまいます。

日本のビジネスエリートでも、それを理解している人は必ず歯をキレイにします。事実、歯をキレイにしたことで、ドメスティック企業からグローバル企業へと成長させた経営者も存在します。想像してみてください。もし歯科医である私が、歯並びが悪くて口も臭い、不潔なオジサンだったら……。私に直してもらいたいとは思いませんよね。そういうことです。見た目に気を使えない経営者は、どんなに語学堪能でも世界では格下に見られます。日本の孫正義や柳井正など、優秀な経営者・起業家は、みんな自信に満ちた表情で、歯や歯並びもキレイです。

ビル・ゲイツやイーロン・マスクも、自分の体が健康でキレイで見た目もいいことにすごくこだわります。その点にストイックだからこそ、部下もついてくるのです。ドナルド・トランプだって、スタイリストがついてスーツもネクタイもすべてシーンに合わせて戦略的に選んでいますし、それが当たり前。グローバルでビジネスエリートになろうと思うのなら、まずは「国際標準の美」を知ること。これが重要であり、基本中の基本です。

ビジネスエリートやVIPたちは、歯のトラブルがあってもなくても、3カ月に1度は歯科検診に行き、違和感があればすぐに相談します。歯の痛みが酷くなってからとか、歯が抜け落ちそうになってから、急いで歯医者に駆け込むようなことはありません。彼らは病気にならないようにケアをします。海外は医療費が高いこともあり、日本のように「病気になったら病院へ行く」という考え方はありません。
以下ソース
https://president.jp/articles/-/34810