SBIホールディングスが28日発表した2020年3月期(前期)の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前の期比29%減の374億円だった。株式相場の下落を受け、アセットマネジメント事業で保有する株式の評価額が大幅に下落した。

売上高にあたる収益は5%増の3680億円、税引き前利益は21%減の658億円だった。金融サービス事業のうち証券関連で、相場の急変動を受けて20年1〜3月期に株式やFXの取引が活発になった。

未定としていた期末配当は80円とした。中間配当と合わせた年間配当は前の期比横ばいの100円となる。

21年3月期(今期)の業績予想については、「株式市場などの変動要因の影響が極めて大きい」として開示していない。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2020/4/28 12:00
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL28HFL_Y0A420C2000000/