石川県は24日、2020年度の4月補正予算案を発表した。新型コロナウイルスの緊急対策として114億円を計上し、休業要請の協力金や新事業に取り組む事業者への支援などに充てる。リーマン・ショック時の2倍となる2500億円の融資枠を設けた融資制度も創設する。

休業要請に応じた事業者に支給する協力金の費用として50億円を計上した。宅配や通信販売、テークアウトなどに取り組む事業者の支援に2億6000万円を充てる。新型コロナの緊急特別融資制度の限度額は8000万円。据え置き期間を5年とし、3000万円分は3年間無利子とする。申請して2週間程度で融資できるようにする。

医療体制では軽症・無症状者を受け入れる宿泊施設の確保に14億円を計上した。現在の2倍の700室分にする。金沢大学付属病院や民間検査機関を活用したPCR検査体制も強化する。

2020/4/24 17:09
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58460140U0A420C2LB0000/