ドトールコーヒーは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全国約330店ある直営店のほぼ全てを臨時休業した。7都府県を中心に休業していたが、対象を全国に広げた。政府の緊急事態宣言の対象が全国に拡大されたことを受け、大手カフェチェーンでも臨時休業の動きが広がっている。

「ドトールコーヒーショップ」と「エクセルシオールカフェ」などの直営約330店を5月6日まで臨時休業する。全国に約970店あるフランチャイズチェーン(FC)店については、各店ごとに対応を協議している。

タリーズコーヒージャパンも23日から、北海道など6道府県の約50店で臨時休業する。休業を広げると発表した。すでに7都府県の約400店を休業しており、対象を広げる。

スターバックスコーヒージャパンは、「特定警戒都道府県」に指定された13都道府県の約1100店を休業している。その他の地域でも持ち帰りのみの営業とし、閉店時間を午後7時に早めている。

政府の緊急事態宣言では、カフェを含む飲食店への休業要請は見送られた。だが従業員の安全確保などのため、臨時休業する店が増えている。
2020/4/20 13:30
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58254180Q0A420C2HE6A00/