内閣府は1日までに、青少年のインターネット利用環境に関する2019年度の実態調査結果の速報を発表した。平日1日当たりの高校生の平均利用時間は18年度より31分増えて4時間8分だった。中学生は12分増えて2時間56分、小学生は11分増の2時間9分だった。

スマートフォンやタブレット端末、携帯ゲーム機などの利用時間を合計した。ネットを3時間以上利用する小学生は29.3%、中学生は45.8%、高校生は66.3%に上った。

複数回答でネットの使い方を尋ねたところ、中学生は動画視聴が84.3%で最多。ゲームが76.4%、無料対話アプリLINE(ライン)などの「コミュニケーション」は75.3%だった。高校生の最多はコミュニケーションの90.1%。

9歳以下は57.2%がネットを利用し、平均利用時間は1時間25分だった。

調査は今年1月〜2月に実施。青少年と、同居する保護者の各5千人、9歳以下の低年齢層の保護者3千人が対象で、回答率は青少年63.9%、保護者67.7%、低年齢層保護者74.2%だった。
2020/4/1 10:37
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57498520R00C20A4CR0000/