マイクロソフトは、Linuxに対応したマルウェア対策ソフトウェア「Microsoft Defender ATP for Linux」のパブリックプレビューを発表しました。

同社はWindows用のMicrosoft Defender ATPに加え、Microsoft Defender ATP for Macもすでに提供しています。新たにLinux対応を行うことで、Windows、Mac、Linuxという主要なデスクトップOSのエンドポイントセキュリティをカバーすることになります。

下記はLinux対応の発表文からの引用です。

Today, we’re announcing another step in our journey to offer security from Microsoft with the public preview of Microsoft Defender ATP for Linux. Extending endpoint threat protection to Linux has been a long-time ask from our customers and we’re excited to be able to deliver on that.

本日、私たちが提供するセキュリティについてさらに大きな一歩を踏み出すことを、Microsoft Defender ATP for Liunxパブリックプレビューとして発表します。エンドポイントにおける脅威からの保護をLinuxにまで拡張することは、多くのお客様から望まれていたことでした。これを発表することができて大変うれしく思います。

Microsoft Defender ATPとは、Windows 10に搭載されている Windows Defenderのマルウェア対策やアンチウイルス機能に加えて、それぞれのマシンの情報をクラウド上で統合し、セキュリティインシデント情報の一元管理と分析などを行うエンドポイントセキュリティ対策の統合基盤となっています。

同社はさらに、iOSとAndroid対応にも取り組むことを明らかにしています。

Next week at the RSA Conference, we’ll provide a preview of our investments in mobile threat defense with the work we’re doing to bring our solutions to Android and iOS.

来週行われるRSAカンファレンスにて(訳注:日本時間本日から開催)、われわれがいま取り組んでいるモバイルにおける脅威への対策についても、AndroidとiOS対応で進めていることをプレビューとしてお見せすることができるだろう。

マイクロソフトはMicrosoft Defender ATPを幅広いOS、デバイスへ適用することで、企業向けの総合的なエンドポイントソリューションを提供することになりそうです。
https://www.publickey1.jp/blog/20/linuxmicrosoft_defender_atp_for_linux.html