明治安田生命保険が14日に発表した2019年4〜12月期業績は、本業のもうけを示す基礎利益がグループ全体で前年同期比13%減の4141億円だった。前年同期の有価証券償還益がはく落したほか、団体保険の料率引き下げが押し下げに寄与した。

一般事業会社の売上高に当たる保険料等収入は同8%減の2兆1319億円だった。明治安田単体の外貨建て一時払い保険の販売が減ったことが響いた。明治安田単体の保険料等収入は同8%減の1兆8959億円だった。

2020年3月期の業績見通しで、保険料等収入は外貨建て一時払い保険の販売減少を主因に「横ばい」から「減収」に下方修正した。一方、基礎利益については外債投信の分配金増加などの影響により「横ばい」から「増益」に上方修正した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2020/2/14 14:30
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL14HG6_U0A210C2000000/