ユニ・チャームは7日、2019年12月期(前期)の連結純利益(国際会計基準)が25%減の460億円になりそうだと発表した。従来予想は3%増の635億円で、一転減益となる。乳幼児用の紙おむつの販売が中国で低迷した。中国の紙おむつ生産設備とインドネシア事業において減損損失を計上したことも響く。

売上高は4%増の7140億円と従来予想から160億円引き下げた。売上総利益から販管費を除いたコア営業利益は895億円と、従来予想の5%増の1000億円から一転減益となる。中国で乳幼児向け紙おむつの現地メーカーとの競合が激しくなっており販売や採算が悪化している。これに伴い中国の乳幼児向け紙おむつの生産設備について、減損損失約119億円を計上する。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2020/2/7 16:25
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL07HQ3_X00C20A2000000/