0001へっぽこ立て子＠エリオット ★
2020/01/06(月) 17:23:45.23ID:CAP_USER「CES 2020」の特設ページへ
https://r.nikkei.com/ces
「IoTは『モノのインターネット化』から『モノの知性化』へ進化する」。7日開幕のCESに先立ち開いた記者会見で、CTA市場調査部門のシニアディレクター、スティーブ・コーニング氏はこう強調した。米消費者向けテック産業の成長率は4%増と19年の2%増から拡大する。
分野別で最も伸び率が大きいのは無線式のイヤホンで31%増の82億ドルとなる。米アップルやソニーなどがスマホ向けを中心に市場を開拓し、販売台数は6680万台と35%増える見通しだ。
医療用のデジタル機器も16%増と伸び率が大きい。身体に身につけて心拍数などを管理するウエアラブル端末などの販売が伸び、市場規模は100億ドルに達する見通しだ。米プロクター・アンド・ギャンブル（P&G）は5日、おむつにセンサーをつけるなどして赤ちゃんの健康状態を把握できる見守りシステムを発表した。
ネットにつながる家電など「スマートホーム」は4%増、自動運転など自動車向けのテクノロジーは6%増を見込む。市場の成熟化が進んでいるスマートフォンも3%増と、19年の2%減からプラスに転じる。5G対応スマホが追い風となる。
複数の機器を連結するプラットフォームの市場も拡大する。音声を使ってIoT機器を動かせるAIスピーカー市場は14%増の42億ドルを見込む。米アマゾン・ドット・コムや米グーグルが音声AIを使ったプラットフォームを展開し、韓国勢ではサムスン電子やLG電子も市場開拓を狙う。独ボッシュは20年にも40社が参加する家電向けのIoTプラットフォームの提供を始める計画だ。
CESでIoTが主要テーマになり始めたのは15年ごろで、IoTの技術自体は早くから注目されてきた。ここにきて成長期待が高まるのは、20年から5Gが普及期に入る可能性があるためだ。電子情報技術産業協会（JEITA）によると、世界の5G関連市場の規模は30年に168兆円に達する。
5Gは現行の4Gに比べて通信速度が100倍になるなど大容量のデータを低遅延でやりとりでき、コンテンツ産業にも追い風となる。CTAによると、動画や音楽の配信、ゲームなどのソフトウエア市場は前年比で11%増える。あらゆる産業でデジタル技術を使ったイノベーションを起こせるかどうかが成長の条件となりそうだ。
2020/1/6 12:50
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54057800W0A100C2TJ1000/
