パナソニックは22日、トヨタ自動車と設立予定の車載電池事業の新会社について、2020年春の事業開始を目指す方針を明らかにした。新会社設立に必要な承認を9月末までに各国で取得した。1月の発表段階では20年末までの設立を目指すとしていた。

同日開いた投資家向けの事業説明会「IRデー」で明らかにした。新会社はトヨタが51%、パナソニックが49%をそれぞれ出資し、加西事業所(兵庫県加西市)などパナソニックが持つ角形の車載リチウムイオン電池の工場が傘下に入る。

パナソニックは同日、角形の車載電池について、今月から中国・大連工場の第2棟でセル生産を開始し、姫路工場(兵庫県姫路市)でも高容量セルの出荷を始めたことも明らかにした。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52502690S9A121C1000000/