日銀は保有する上場投資信託(ETF)を証券会社に一時的に貸し出す制度を来春にも始める方針だ。市場残高の8割を持つ日銀がETFを有効に使えば、証券会社はETFを買いたい投資家向けに機動的に売り物を確保できるようになり、市場の流動性向上が見込める。ただ、原案では貸し出す際に実施する入札頻度が「月1回」と少なく、使い勝手が悪いとの指摘もでている。

「待望の制度ができる」。日興アセットマネジメントの今井…

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2019/10/29 23:00
日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51557110Z21C19A0EE9000/