日本経済新聞社は23日、子会社で書籍出版事業を手がける日経BP(東京・港)と日本経済新聞出版社(東京・千代田)を統合すると発表した。日経グループの書籍事業の経営基盤を強化し、良質で専門性の高い書籍を安定して刊行する体制を整える。

統合会社は雑誌やデジタルメディアに加えて経済の専門書から経営・ビジネス書、技術・医療書、生活実用書、文芸書まで手がける日経グループの総合出版会社として、引き続き読者のニーズに応えていく。

日経BPを存続会社として、2020年4月1日付で2社を統合する。新会社の書籍出版部門の売上高は、単純合算(19年12月期見込み)で90億円強。新刊発行点数は年間700点超の規模となる。

統合に合わせて日経BP内に「日本経済新聞出版本部」を新設する予定。日本経済新聞出版社がこれまで手がけてきた書籍や電子書籍、映像ソフトなどの編集や制作業務を引き継ぐ。統合を機に新ブランドを立ち上げる方針。
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