ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の組織委員会は15日、国際統括団体、ワールドラグビー(WR)とともに記者会見し、13日に終了した1次リーグの37試合で約128万人の観客を動員したと発表した。チケットは総数の約99%にあたる180万枚超を販売済みとしている。

最も観客数が多かったのは、13日の日本対スコットランド戦(横浜国際総合競技場)の6万7666人。

1次リーグでは台風19号の影響で、12〜13日に予定していたイングランド対フランス戦(同)など3試合が中止になった。

大会統括責任者を務めるWRのアラン・ギルピン氏は被災地を気遣いつつ、「チームや関係者の移動、ホテルの変更などを、危険な台風が迫る中で(影響を受ける)全チーム、開催地に公平に行うことが難しかった」と代替地などでの開催でなく中止と判断した理由を説明した。

組織委によると、実施した試合でも台風による交通機関の乱れなどで来場できなかった観客には、払い戻しを検討しているという。

2019/10/15 13:18
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50974090V11C19A0CR0000/