ゼンショーホールディングス(HD)は25日、10月から「すき家」のセット商品や定食などのメニューを10〜30円値上げすると発表した。消費税率が引き上げられる中で、牛丼の全サイズ、トッピングなど7割の商品は税込み価格を据え置く。残るメニューの値上げで増税分の負担を吸収する。

カレーの大盛以上のサイズを10円、健康セット以外のセットメニューを10〜30円、定食メニューの大部分を20〜30円値上げする。一方で、牛丼については並盛(350円)や大盛(480円)をはじめ全サイズの税込み価格を据え置き。ねぎ玉牛丼(並盛480円)などのトッピングメニューについても同様に価格を据え置く。

10月から消費増税と同時に軽減税率が導入され、店内外で異なる税率が課される。ファストフードを中心に本体価格を調整し、税込み価格をそろえるチェーンも多い。すき家や日本マクドナルドは7割の商品で本体価格を引き下げる実質値下げの対応をとっている。

消費の冷え込みが予想される中で、主力商品への価格転嫁を抑えて、客足への影響を小さくする考えだ。

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2019/9/25 13:04
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50177570V20C19A9HE6A00/