財務省が16日発表した対外及び対内証券売買契約などの状況(週間、指定報告機関ベース)によると、海外投資家は8月4〜10日に日本株を2週連続で売り越した。売越額は1870億円だった。米中貿易摩擦の再燃を背景に世界経済の先行きへの懸念が高まり、投資家がリスクを回避する動きを強めた。

海外投資家は国内の中長期債を7週連続で買い越した。買越額は5455億円だった。

国内投資家による海外の中長期債への投資は2週連続の買い越しで、買越額は1731億円だった。米国債の金利低下(価格は上昇)観測などから買いが継続した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2019/8/16 9:32
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL16HK0_W9A810C1000000/