日本電産が24日発表した2019年4〜6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比91%減の34億円だった。子会社が保有するコンプレッサー事業の売却に伴う譲渡損失の計上が響いた。

売上高は3%減の3608億円、営業利益は39%減の279億円だった。製品グループ別で「家電・商業・産業用」の販売が中国で減少したことが響いた。「車載」も減収減益だった。

コンプレッサー事業の譲渡損失計上で19年4〜9月期の連結純利益が前年同期比53%減の370億円になる見通し。27%減の570億円だった従来予想を下回る。一方、20年3月期通期については従来予想を据え置いた。買収した冷蔵庫部品事業などが寄与する。売上高は前期比12%増の1兆6500億円、営業利益は34%増の1750億円、純利益は22%増の1350億円を見込む。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2019/7/24 16:01
日本経済新聞
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