イオン九州は21日、九州にある全64店でレジ袋を有料にすると発表した。9月1日から実施する予定。系列のマックスバリュ九州でも全店で無料配布を取りやめる。2020年4月以降にレジ袋の有料化が義務付けられることに先行し、一部店舗で取り組んできた取り組みを拡大する。

4月に開いた「イオンショッパーズ福岡店」など21店と、マックスバリュ九州の113店の合計134店舗で新たに有料にする。利用者には環境負荷がより小さい素材を使ったレジ袋などを有料で配布する。価格は「Lサイズ」が3円、「2Lサイズ」を5円とする。

政府は小売店などで配られるレジ袋について、来年4月1日にも有料化を義務付ける方針を示しており、海洋プラスチック問題などへの関心が高まったことで来店客の理解も得られると判断した。有料レジ袋で得た収益は全て環境保護団体に寄付する。

イオン九州は09年に食品売り場でレジ袋の無料配布を中止するなど、これまでもレジ袋削減に取り組んできた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46393280R20C19A6LX0000/