チーフテストパイロットの安村佳之機長によると、現在は約20人のパイロットが試験に
携わっており、「4機体制では十分」と語った。
 岩佐センター長は、「日本にはテストパイロットのマーケットはないが、
米国ではマーケットから採用できる」と、人員確保は問題ないとの見方を示した。

M100ローンチはまだ
 MRJとして開発がスタートしたスペースジェットは、当初はメーカー標準座席数が88席の
標準型「MRJ90」と、76席の短胴型「MRJ70」の2機種構成だった。
 これが今年6月に「三菱スペースジェット(Mitsubishi SpaceJet)」に名称を改めると同時に、
MRJ90を「SpaceJet M90」と改称。米国市場に最適化した機体サイズの
70席クラス機「SpaceJet M100」を、M90を基に開発する計画だ。

 M100について、岩佐センター長は「正式なローンチはまだだが、
米国を中心に評価が非常に高い」と語った。