アマゾンジャパン(東京・目黒)は27日、経済産業省の「サービス等生産性向上IT導入支援事業(IT導入補助金)」の支援事業者に認定されたと発表した。中小企業や個人事業主がアマゾンでIT(情報技術)ソフトウエアを購入すると50%の補助金が支給される。アマゾンがIT導入支援事業者となるのは初めて。

このほど自社サイト内に補助金受付の窓口となる特設ページ「IT導入補助金申請サポートプログラム」を開いた。希望する企業は6月10日までにアマゾンで申し込む。

補助対象となるのはアマゾンが販売する550種類以上のソフトで、80万円以上300万円未満の購入金額(税抜き)に対し、5割を補助金として支給される。「会計・財務・資産・経営」や「顧客対応・販売支援」など2つ以上のジャンルのソフトウエアを購入することが条件となる。定額制のソフトは最大1年間の費用を補助する。

アマゾンは6月4日には補助金プログラムの詳細や生産性の改善に寄与するソフトの導入方法について紹介するオンラインのセミナーも開く。

IT導入補助金は中小零細企業のITシステム導入を支援し、業務の効率化や売上高の拡大を促す事業だ。交付申請後の審査で採択された法人や個人事業主のみが補助金を受け取れる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45320790X20C19A5X30000/