17日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比187円11銭(0.89%)高の2万1250円09銭で終えた。米小売り大手ウォルマートなどの好決算で16日の米ダウ工業株30種平均が上昇し、投資家心理が改善。海外投資家を中心とした買いが入った。外国為替市場での円高一服も下支え要因となり上げ幅は一時300円を超えた。自社株買いとマイクロソフトとの提携を発表したソニーが大幅高となった。

日経平均は前場、米国が対中制裁関税を追加発動する直前の水準(9日の2万1402円)に迫る場面があったが、後場は伸び悩んだ。中国・上海株が下げ幅を広げたため、利益確定売りが増えた。

JPX日経インデックス400は反発し、終値は前日比145.40ポイント(1.06%)高の1万3839.29だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、16.70ポイント(1.09%)高の1554.25で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆4294億円、売買高は13億4952万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1705と、全体の約8割を占めた。値下がりは377、変わらずは58だった。

ソフトバンクグループ(SBG)やファストリが買われ、テルモなどが高い。一方、TDKやアドテスト、安川電は安い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2019/5/17 15:21
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISS16_X10C19A5000000/