25日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前日比107円58銭(0.48%)高の2万2307円58銭で終えた。日銀がきょうまで開いた金融政策決定会合で、緩和継続を「少なくとも2020年春ごろまで」と明示し、一部の投資家が株価指数先物を買い戻した。ただ、本格化する主要企業の2019年3月期決算発表を見極めたいという空気も濃く、上値を追う投資家はみられなかった。

市場では「足元で米中の好調な経済指標が続いていることから押し目買い意欲が強いことが下支えとなった」(楽天証券経済研究所の香川睦チーフグローバルストラテジスト)との声が聞かれた。

JPX日経インデックス400は反発し、終値は前日比67.11ポイント(0.47%)高の1万4401.51だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、8.23ポイント(0.51%)高の1620.28で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆2781億円、売買高は12億2102万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1578、値下がりは489、変わらずは73だった。

花王やユニファミマ、中外薬が高い。東エレクやKDDI、日立建機も買われた。一方、ファストリやキヤノン、ファナックは安い。キーエンスは売られた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2019/4/25 15:30
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISS16_V20C19A4000000/