アメリカの動画配信大手、ネットフリックスの先月までの3か月間の決算は、会員数が世界で大幅に増えたため、売り上げが去年の同じ時期に比べて22%増えました。

ネットフリックスの発表によりますと、ことし1月から先月までの3か月間の売り上げは、45億2000万ドル(およそ5000億円)となり、去年の同じ時期に比べて22.2%増えました。最終的な利益は3億4400万ドル(およそ380億円)で、18.6%増えました。

インターネットでドラマや映画などを定額で提供している動画配信サービス大手のネットフリックスは、会員数が世界で1億4880万人となり、この3か月間で960万人増加しました。ただ、定額の料金を1月に値上げしたたため、アメリカ国内を見ると会員数の伸びは鈍っています。

大手IT企業のアップルや娯楽大手のウォルト・ディズニーもオリジナル作品を制作して、この秋から動画配信サービスを始める計画で、今後、競争が厳しくなりますが、ネットフリックスは「実質的な影響はないだろう」とコメントしています。

アメリカでは、今回のネットフリックスに続く形で、これから月末にかけてIT関連企業の決算が相次いで発表されます。
2019年4月17日 9時10分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190417/k10011886611000.html