キヤノンはデジタルカメラと携帯型プリンターが一体となった新製品を米国などで発売した。撮影画像をデータとして記録媒体に保存し、紙とインクが一体となった専用のシール紙に印刷する。撮ったその場で印刷し、家族や友人らと共有するといった使い方を想定する。日本での発売予定は未定という。

上位機種の製品名は「IVY CLIQ+(アイビー クリックプラス)」。800万画素のカメラ機能と、写真のプリント機能を備える。スマートフォン(スマホ)のアプリと連携し、過去に撮影した画像データを印刷することも可能だ。レンズ部分の周りには環状の発光ダイオード(LED)光源を備え、人物撮影などに使える。

廉価版「IVY CLIQ」のカメラは500万画素。直前に撮影した画像1枚を印刷することができる。米国の販売サイトでの価格は「CLIQ+」が159.99ドル(約1万8000円)、「CLIQ」が99.99ドル。欧州でも別名で販売する。

キヤノンは2018年9月にスマホで撮影した写真を印刷する小型プリンター「インスピック」を国内で発売。若者らに写真の楽しみ方を提案する。
2019/4/3 11:49
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43268870T00C19A4X20000/

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