地上から航空機に離着陸などの指示を出す航空管制官について、国土交通省は4月から業務開始前にストロー式のアルコール感知器を使った検査を義務付ける。微量でもアルコールが検出されれば業務を禁止する。パイロットらの飲酒問題を受け、航空の安全を担う管制官でも検査を導入した。

国交省はアルコールの影響が疑われる場合に使っていた吹き掛け式感知器での検査を2月から暫定的に実施しており、4月からはより精度の高いストロー式の感知器を導入する。検査は管理職員が立ち会い、検査記録は保存する。2月には勤務8時間前以降の飲酒を慎むよう内部通知も出したという。

管制官は全国に約1900人いる国家公務員。

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2019/3/19 15:18
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42650580Z10C19A3CR8000/