0001へっぽこ立て子@エリオット ★
2019/02/25(月) 22:53:05.13ID:CAP_USER□関電と大ガス、相次ぎ販促策
エネルギー小売りの全面自由化以降、関西圏で電気とガスの垣根を越えたつばぜり合いを繰り広げる関西電力と大阪ガス。昨年7月に関電が電気料金を抜本値下げすると、大ガスも対抗値下げを実施。関電がガス契約で87万件(今年1月29日現在)の申し込みを得る一方、大ガスも電気で88万件(同1月30日現在)を奪い取り、いずれもさらなる上積みを図っている。
関電は1月から、4月末までに電気とガスのセットプラン「なっトクパック」を申し込んだ顧客を対象に、通常で700〜1200円程度かかる月々のガスの基本料金を2カ月間無料にするキャンペーンを始めた。「基本料金を割り引くことで、ガスの使用量が少ないお客さまにもメリットを感じてもらいたい」(関電担当者)との狙いがあり、大ガスよりも割安なセットプランの浸透を図っている。
これに対して大ガスは、2月末までの間に電気プランを新規契約した顧客を対象に、ギフトカード10万円分やコードレスクリーナーなどの商品が抽選で100人に当たるプレゼントで対抗。さらに、春に引っ越しを予定している顧客向けに通常300〜600円程度かかる電気の基本料金を半年間にわたって半額にするキャンペーンを4月15日まで実施し対抗。今年の早い段階での100万件の電気契約獲得を目指している。
□東ガスは2カ月分の電気代15%引き
契約の切り替えを促す熾烈な競争は、首都圏でも加速している。
東京ガスは昨年12月、電気契約を申し込んだ顧客の電気料金を2カ月間で15%割り引くキャンペーンを開始。東京電力ホールディングス傘下の東京電力エナジーパートナーは今年1月、ガス契約を申し込んだ顧客を対象に、最初の月の料金を実質的に半額割り引くプランを打ち出すなど、お互いに値引き合戦を繰り広げる。
最大市場の首都圏には、大手電力だけでなく新規参入事業者も続々と進出しており、顧客流出に関して東ガスや東電の危機意識は強い。東ガス関係者は「競合他社の中で埋没しないためにも、切れ目のないキャンペーンを展開していく必要がある」と話す。
□「過当競争」を警戒する声も
初回割引やプレゼントを前面に打ち出したキャンペーンは消費者にとっては恩恵が大きいが、業界内では過度な価格競争は事業者の疲弊を招くという意見も根強くある。ある新規参入事業者は「お得感を演出するキャンペーンはいわば体力勝負であり、大手とはいえ赤字を覚悟しているのでは」と指摘する。
これ以上の価格競争に陥らないためには、各社が料金以外を顧客に訴求していくような販促策を打ち出していく必要がある。サービス面でライバル企業といかに差別化を図り、キャンペーンに反映させるのか。エネルギー業界が大競争時代を迎える中、各社の戦略が試される局面がきている。
2019.2.25 16:00
産経ニュース
https://www.sankei.com/west/news/190225/wst1902250001-n1.html