>>575
グリッドコンピュータというのがある
開発に何千億円もかかってるスーパーコンピュータをネットを介した並列処理を行うことで代替しようという試み
実際Googleの検索エンジンはそんな感じの普通のパソコンを馬鹿みたいな数繋いで動かしていると聞く
かつてはチーム2chのタンパク質解析とかやってたがそれは完全にボランティアだった
科学技術への貢献としてなら一般人にも参加する意義があるが金儲けや趣味で顔も見えない相手が使うために電気代払ってまで負担する人間はいない
ここまでは当時中学生だった俺でも考えられた、無理じゃんと、久夛良木の野郎無茶苦茶言いやがるアホなんじゃないかなと

しかし演算に貢献した人間に適切に報酬を渡す仕組みがあればボランティアで集めるしかなかった参加者が報酬を目的として参加するようになる
結果として使いたい人間が報酬を負担することで所有、貸与、一切の手続きを無視してグリッドコンピュータを使用し結果だけ得られるようになった

例えばつまり巨大金融企業が巨額の費用をかけて行う取引処理が量販店で陳列された展示中のパソコンのリソースを寄せ集めて行われたりとかするわけだ
しかも設定すれば一切のプロモーションを行わずに全てが実行されるという、楽チンだな
演算だけでなくデータセンターとしてや色々な利用法が考えられるのでグリッドコンピューティングが本格的に利用されるようになればますます需要は高まるはずだ

で、ここまで前置きだが荒野のど真ん中にソーラーパネル並べた場合、需要のある大都市までは超伝導電力網でも作らない限り電線でかなりの量が熱として失われてしまう
しかし情報は距離によって減衰しないのでその場でマシンを動かせばエネルギーを無駄なく消費できる
大電流の送電コストとか無視して通信だけすればよくなった
あとは演算に必要な設備があれば放っておいても金を稼いでくれる
実際データセンターとか僻地に建っててもなんの問題もないので都市の過密化も防げる
再生可能エネルギーを補助金の条件にしておけば技術蓄積も狙えると思う

都市内はスマートグリッド実現して全固体電池なり電気自動車なりが出たら夜間に充電、昼供給させて平準化したらコストが下がるからそれでいいんじゃない
これはドイツの目指すモデルだけど日本は電力利権がヤバすぎるからホントどうなるかわからない