米アップル社のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」などの携帯端末で使用できるビデオ通話サービス「フェイスタイム」に不具合が見つかり、ユーザーに無断で音声を盗み聞きされる恐れがあることがわかった。アップル社は29日、「不具合があることは把握している」として、近く対策ソフトを配信することを明らかにした。

 この問題は米コンピューター専門サイトなどの指摘で判明した。呼び出し中にマイクが起動してユーザー側の音声が勝手に聞かれる恐れがあるほか、着信を拒否しても内蔵カメラが起動してビデオ映像が流出する恐れもあるという。

 基本ソフトウェア(OS)の不具合が原因とみられ、アップル社はすでにサービスの利用を一部制限している。(ニューヨーク支局)

2019年01月30日 06時47分
https://www.yomiuri.co.jp/science/20190130-OYT1T50003.html