米Microsoftは1月24日(現地時間)、クラウド版オフィススイート「Office 365」の米AppleのMac App Storeでの提供を開始したと発表した。日本でも既にMac App Storeから無料でダウンロードできるようになっている。

 Office 365は、これまではMicrosoftのオンラインストアやAmazonなどで購入し、アップデートはMac版でもMicrosoft AutoUpdate(MAU)で行っていたが、今後はMacの他のアプリ同様にMac App Storeの自動アップデートになる。

 ダウンロードは無料だが、使い続けるには別途サブスクリプションが必要だ。一般向けは年額1万2744円の「Office 365 Solo」からの3つのプランがある。サブスクリプションにより、複数のPC、Mac、iPad、iPhone、Android端末で利用できる。

 Appleは昨年のWWDCで、2018年内にOffice 365と米Adobe Systemsの「Adobe Creative Cloud」が年内にMac App Storeに登場すると予告していた。Creative Cloudはまだ登場していない。

 Appleのワールドワイドマーケティング担当上級副社長、フィル・シラー氏は発表文で「AppleとMicrosoftは、当初からMacユーザーにOfficeの優れたプロダクティビティをもたらすために協力してきた」と語った。
2019年01月25日 07時00分
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1901/25/news063.html