大手飲料メーカーのサントリーは、ことし5月から大型のペットボトル入りの緑茶やミネラルウォーターなどの希望小売価格を、1本当たり20円値上げすると発表しました。

発表によりますと、サントリー食品インターナショナルは、1.2リットル以上の大型のペットボトルに入った清涼飲料の大部分の商品について、ことし5月1日の出荷分から希望小売価格を値上げします。

対象となるのは「南アルプスの天然水」や「緑茶 伊右衛門」、「ペプシコーラ」などおよそ30品目で、値上げ幅はいずれも1本当たり20円となります。

消費税率の引き上げによる場合を除くと、値上げは21年ぶりだということです。

値上げの理由について会社は、ペットボトルや段ボールといった容器や包装材の価格上昇に加え、物流費の高騰が主な要因で、企業努力だけではコストの吸収が困難な状況だとしています。

大手飲料メーカーでは、コカ・コーラボトラーズジャパンもことし4月1日の出荷分から、同様に大型のペットボトル入りの清涼飲料の値上げを予定しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190116/k10011780041000.html