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米ハードロック、北海道・苫小牧進出に意欲=カジノ含むIR、最大5000人雇用
2019年01月09日19時14分


 「ハードロック」ブランドでホテルやカジノなどを展開する米娯楽企業ハードロック・インターナショナル(フロリダ州)のエドワード・トレーシー日本法人最高経営責任者(CEO)は9日、札幌市で時事通信のインタビューに応じた。カジノを含む統合型リゾート(IR)の北海道苫小牧市への進出に意欲を示した。最大5000人規模の雇用機会創出につながると述べた。

 同社は9日から札幌市で開催中の第1回北海道IRショーケースに出展している。

 トレーシー氏は、「いろんなメリットを持って来られる場所として北海道苫小牧市を選んだ。計画している規模の施設だと、3500人から5000人くらいの雇用を生むことは確実だ」と強調した。苫小牧市は国際空港である新千歳空港に近く、高速道路網も整備されている。同社は月内にも同市に現地事務所を設置。約10人のスタッフが常駐して、情報収集などに当たる。

 ギャンブル依存症への対策に関しては「スタッフ全員に、客に依存症の兆候があると認識すれば、ストップを掛けるトレーニングをさせている」と説明。「(他国の施設では)IR全体の敷地の中でカジノが占めている敷地は約3%。ミュージカルやライブコンサートなどエンターテインメントはたくさんあり、カジノを利用する客はわずかだ」と、懸念の払拭(ふっしょく)に努めた。